日進南道院 道院長の宮地先生のお声がけで8道院・支部が合同で、達磨祭(だるまさい)を行いました。
この日は、子どもたちが礼儀・集中力・リーダーシップを学び、
“心を整える”大切さを体感する特別な時間となりました。
🙏 達磨祭ってなに? ― 子どもにこそ伝えたい「見性成仏」の教え
「達磨祭」という言葉、初めて聞くママも多いと思います。
それは、禅の祖・達磨大師(だるまだいし)をたたえ、その教えを子どもたちに伝える行事です。
達磨大師が残した言葉に「見性成仏(けんしょうじょうぶつ)」というものがあります。
これは、「どんな人の中にも素晴らしい心がある」という意味。
つまり、“自分の中にある優しさや強さに気づくこと”を教えてくれるんです。
たとえば、子どもがうまくいかない時も、少林寺拳法では「心を見つめて整える」練習をします。
それが、結果的に集中力や自信につながっていくんです。

🧘♀️ 「結手」の姿勢 ― 心を落ち着かせる魔法のポーズ
達磨祭のはじまりには、みんなで「結手(けっしゅ)」という所作を行います。
両手を丹田の前で静かに合わせ、背筋をまっすぐにする――それだけで、自然と気持ちが整うんです。
実はこの動き、ただの“礼”ではなく、心と体を結ぶ構え。
ダンスでいえば、ステージに立つ前の深呼吸のようなものです。
それは、子どもが「今に集中する力」を身につけるきっかけになります。
少林寺拳法では、このように“心を整える時間”をとても大切にしています。
だからこそ、子どもたちは自然と礼儀正しく、落ち着いた子に育っていくのです。

🌏 世界一のチームに学んだ、リーダーシップの本質
今回の合同達磨祭では、なんと!
前回の世界大会で団体演武・世界一を獲得したチームの指導者、一宮中部道院の北川先生が、
特別に基本練習を教えてくださいました✨
女子中高生のメンバーが中心のチームでしたが、
その姿勢・礼儀・協調性はまさにプロフェッショナル。
全員が声をかけ合い、互いを尊重しながら動きを合わせる。
その姿に、参加した子どもたちも目を輝かせていました。
リーダーシップとは「前に立つこと」ではなく、
仲間を支える力。
それを体で感じた子どもたちは、きっとこれからの学校生活でも
周りを助ける“思いやりのリーダー”になってくれるはずです。



🌸 ご縁を感じた、先生方との出会い
今回の導師をつとめられたのは、日進南道院の宮地先生。
私,が少林寺拳法に復帰した年、宮地先生が披露された“三人がけの演武”に
心を打たれたことを今でも覚えています。
その先生の先導で式に参加できたことに、強いご縁を感じました。
さらに、錫杖(しゃくじょう)の演武を披露された岐阜御嶽道院の帆山先生も気さくで温かい方。
その錫杖はなんと森道基先生(北川先生所有)のもので、
祭壇に掲げられた掛け軸は、開祖・宗道臣先生の直筆!
歴史と人のつながりを感じる、感動の瞬間でした。

🌼 習い事を通して、心を育てるということ
少林寺拳法は、「強くなる」ための武道ではありません。
それは、礼儀・集中力・思いやりを育てる“心の教育”。
たとえば、練習中に転んだ仲間を助ける姿や、
終わったあとに「ありがとうございました」と自然に言える姿――
そのすべてが、成長の証です。
今回の達磨祭では、愛知柏原道院の丹下先生や他道院の先生方の丁寧な指導にも感動しました。
それぞれが自分のスタイルで子どもたちと向き合い、
本気で成長を願っている。そんな空気が伝わってきました。
ママたちに伝えたいのは、
少林寺拳法は“心と体”を同時に育てる習い事だということ。
スポーツでも勉強でもない、“人としての力”が育つ場所です。
✨ おわりに ― 達磨の教えを日常に
達磨大師の教え「見性成仏」は、
“あなたの中にも良さがある”というメッセージです。
子どもたちは、少林寺拳法を通してその心に気づき、
自信と優しさを育てていきます。
もしお子さんに、礼儀・自信・やり抜く力を身につけてほしいなら、
少林寺拳法はぴったりの習い事。
体験会も開催していますので、ぜひお気軽にお越しください。

「礼儀」「集中力」「思いやり」――子どもの“心”を育てる少林寺拳法。
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