江南道院と合同で「達磨祭」を開催しました。初めて導師を務め、法話では“心の中の仏性を見つける”というテーマをお話ししました。
初めての導師としての一歩
愛知小牧道院 道院長として初めて、江南道院と合同で「達磨祭」を行いました。
私自身にとっても初めての導師という大役でしたが、多くのご縁に支えられ、緊張の中にも深い学びと感謝に満ちた時間となりました。

法話「アゲハの記憶」と仏性の話
法話では、「アゲハの記憶」という、小学生の夏休みの自由研究から生まれた興味深いお話を紹介しました。
アゲハチョウの幼虫に2つの異なる花の蜜を吸わせ、1つの花にだけ、選択すると微弱な電流を流しました。その幼虫がやがてチョウとなり、その子ども孫までも電流を受けた花の蜜は選択しないという結果が明らかになりました。“ネガティブな記憶が孫の代まで受け継がれる”という結果があり、これは私たち人間にも通じる示唆があります。

つまり、記憶は遺伝する、受け継がれるということです。
私たちも、十五代さかのぼればバンテリンドームがほぼいっぱいになるほどの祖先から命とDNAを授かっています。
そこには苦しみや怒りだけでなく、思いやり、強さ、優しさといった善良な心も確かに受け継がれています。
修行を通じて自分の中の“仏性”を見つけていくことは、先人たちから受け継いだ善きものを、今ここで生かしていくことだと感じています。
嬉しい再会と、つながりのご縁
江南道院には、かつて愛知小牧道院に通っていた少年が凛とした姿で立っていました。
中学3年間の休眠を経て、江南方面の高校進学をきっかけに江南道院で修行を再開し、今では私の背を超えるほどに成長しています。
その姿に、「続けていてくれてありがとう」という思いが込み上げました。


さらに、13年前、当時兄の迎えで道場に来ていた女の子とも、思いがけない形で再会しました。
あの頃は小さな女の子だった彼女が、今私が勤めるヒルトンホテルで共に働くチームメンバーとして、職場で明るく声をかけてくれています。
「椎木さんですよね、少林寺拳法してますよね」と笑顔で話しかけられた瞬間、ご縁の不思議さと時間の流れの尊さを、しみじみと感じました。


師匠と幹部は、いつか似てくる
達磨祭の式の始め、壇上で読経する私と、その後ろ姿を見つめる師匠の姿が一枚の写真に収まりました。

どうやら私は――師匠の技術に少しでも近づこうとするうちに、後頭部までよく似てきたようです笑笑
これからも、祖先からの命のつながりと、ご縁(法縁)で結ばれた仲間たちに感謝しながら、心の仏性を磨き続けてまいります。

